ひとりも見捨てないことを、あきらめない

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『学び合い』

中教審 教育課程部会 算数・数学WG 第1回より

中央教育審議会の、教育課程部会 算数・数学ワーキンググループの第1回の会合が、平成27年12月17日(木曜日)に行われました。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/073/siryo/1365620.htm この会合の資料で、「算数・数学に関する資料」と…

Let's アクティブ・ラーニング! ICTを活用した教材作りアイデアソン

【お誘い】以下のイベントを開催します。 名称 Let's アクティブ・ラーニング! ICTを活用した教材作りアイデアソン期日 2016年3月27日(日) 10:00〜18:00会場 サイボウズ株式会社 東京都中央区日本橋2-7-1 東京日本橋タワー 27階主催 日本デジタル教科書学会 …

「みんなで」を、強要していないだろうか?

「生きる力」について調べると、「自ら学び」「主体的に判断し、行動し」「自らを律しつつ」という言葉が並びます。つまり、「自分で考えて行動しなさい」ということです。考えたり行動したりするときには言葉が必要で、自分の考えや気持ちや要望を言葉に表…

「答えのない問題」を、いかに作るか

「これからの時代は、答えのある問題を手早く解くのではなく、仲間と協力しながら答えのない問題に答えを出す能力が求められる」と言われます。いままでの知識注入型の勉強の仕方では、今後の世の中の変化に対応できないとも言われます。 でも、逆に考えると…

巨大 オブジェ プロジェクト

模型をつくるのは、とても面白いですよね 空間図形を学習する際に、模型を用いていろいろな形を実際に作っています。基本的には正方形と正三角形の2種類のピースだけを使っています。もちろん、もっといろいろな形のピースがあるのですが、わざと単純なもの…

「居ない人の分まで勉強しようよ」

大会で多くの生徒が不在になりました 先日、市内の運動関係の大会がありました。本校からも多数の生徒が選手として参加しました。寒いなかでしたが、本当によく頑張ったと思います。学校に残った生徒達も、心から声援を送っていました。 さて、大会に参加し…

子どもが就職できるような仕事を、地域の商店や企業と協力しながら、先生自身が作っていくというのは、いかがでしょうか。

以下、あれこれ書いてありますが、要するに「子どもたちの何割かがフリーターになってしまう現状をなんとかしたい」、「支援を必要とする子どものための働き口がなかなか見つからないのをなんとかしたい」という気持ちです。そのためのたたき台を書いていま…

中学生が大人になって就職するとき

現在の中学校1年生は、2020年度に高等学校を卒業します。 この2020年度という年は、大学入試が大きく変わる(予定の)年でもありますが、同時に、東京オリンピックが開催される年でもあります。 このことについて、東京都立晴海総合高等学校のキャ…

生徒が自分たちのやるべきことを、みずから認識する

「生徒が自分たちのやるべきことを、みずから認識する」というのは、とても難しいことだと思います。なぜなら、学級担任として「この子たちに、こうしてほしい」という願いが常にあります。子どもたちは、その願いを敏感に察知します。したがって、「子ども…

『セオリー・オブ・ナレッジ』入手しました。

どっしりと重い本です。 サラサラっと読める本ではありません。じっくり読もうと思います。でも、読み始めてみると、とても楽しい本です。読み応えのある本です。

「課題の発見と解決に向けて主体的・協働的に学ぶ」ことについて

標題の語句は、文部科学省から中央教育審議会に対する諮問「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について」に現れる語句です。http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo0/toushin/1353440.htm 「課題の発見」とは、「まわりの状況をみて…

生徒の自由のために、先生は壁にならなければならない

私は、生徒には自由であってほしいと願っています。それは、既存の考え方の枠組みや、既存のルールや、既存の技術などをさらに超える、創造性豊かなものを産みだしてほしいという気持ちです。 もしも、生徒たちが、既存の考え方にしばられ、いままでのルール…

クラスで担当する掃除場所の分担について

今日は、掃除についてお話しします。 なお、「子どもに学校の施設の掃除をさせるというのは、そもそもケシカラン」という方もいらっしゃるかと存じますが、学校全体のルールとして、各クラスで掃除の分担をもって、担当したところを一生懸命掃除するというも…

改正された「入管法」は、平成26年6月に公布されました

平成26年6月18日に、改正された「入国法」が公布されました。 この「改正」の意味については、さまざまな言われ方をしているのですが、とにかく、法務省から出されているオリジナルな資料を確認しないことには、話にならないと思います。そこで、法務省では…

普通の先生が、普通にできる実践をめざしたい

私は、他の人よりもたくさんブログを書いたり、研究会やシンポジウムに参加したりしています。また、シンポジウム等で発表したりすることもあります。これは、あまり「普通のこと」ではないだろうなと思います。 でも、もしも私の考えていることや、私がやっ…

『Theory of Knowledge 世界が認めた「知の理論」』1月下旬発売です。

この本は、ぜひぜひ買いたいです。なので、このブログにも書いておきます。 なぜ、この本がおススメなのかについては、著者から少しずつ情報が公開されると思います。転載可能な情報を、こちらにも追加していくつもりです。

「君たちは、チームだ。チーム◯◯年◯◯組だ」

「ひとりも見捨てない」という合言葉 「ひとりも見捨てない」という合言葉は、クラスがチームとして行動するときに、絶対不可欠だと思います。この「見捨てない」という言葉は、実はとても幅が広く、自分の仲良しの友達を見捨てない、すぐとなりの生徒を見捨…

何のための教材研究なのか

『学び合い』に限ったことではないのですが、子どもたちはひとりひとり違っていて、理解の方法も違うし、納得の仕方もちがうし、「子ども」とひとくくりにしてしまうことはできません。 『学び合い』では、「教師ひとりで、多種多様なこどもすべてに対応する…

アクティブ・ラーニング とは?

備忘録を兼ねて、文部科学省の定義を紹介します。 http://www.mext.go.jp/component/b_menu/shingi/toushin/__icsFiles/afieldfile/2012/10/04/1325048_3.pdf 【アクティブ・ラーニング】(p3、4、9) 教員による一方向的な講義形式の教育とは異なり、学修…

アクティブラーニング『学び合い』が、なんとなくしっくりこない生徒さん

授業をしていて、たくさんの生徒さんと関わっていると、「この生徒さんは、アクティブラーニングとか『学び合い』が、あまり得意でないだろうなあ」と感じる生徒さんも居ます。ひとりひとり全部違うので、あんまりパターン化したくないのですが、他の生徒と…

AL授業準備、課題の作り方 (資料・確率)

授業準備、課題の作り方 (資料・確率)2015/10/02

アクティブ・ラーニングの授業の準備(目次)

アクティブ・ラーニングの授業の準備に関する記事の目次です。 以下にリンクを、順次示します。 授業準備の全体 単元目標を決めよう 評価規準と評価方法を決めよう 毎回の課題を作ろう 課題の作り方のバリエーション 課題の作り方1(数と式・方程式) 課題の…

アクティブラーニング入門

御世話になった先生と、御世話になっている保護者の方が購入希望です。 でも、アマゾンで注文しても、なかなか届かない。 三省堂に行ってみたら、どちらも平積みで売っていました。 さっそく購入です。 何度、読んでもおもしろい。ためになる。 スルメのよう…

『学び合い』の授業で、毎時間、必ず伝えること

大切なことは、毎日、必ず伝えるようにしています。 『学び合い』の場合には、次のような内容を伝えています。 一番大切なことは、「ひとりも見捨てない」ことです。今日も、ひとりも見捨てないように頑張って欲しいと考えているけれど、お願いしてもいいで…