ひとりも見捨てないことを、あきらめない

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「せんせい、教えてください」

 わが校では、もうすぐ定期テストがあり、その前に「質問教室」という取り組みをしています。私が担当しているのは数学ですが、他の学年で数学を担当している先生にも協力をあおいで実施しました。

 その他の学年の先生から、「高瀬先生が教えている、○○さんとか、△△さんとか、いい質問をするねえ」という嬉しい言葉をいただきました。これらの生徒は、どちらかというと数学が苦手で、だから試験直前に質問教室に参加しているのですが、

「わからないから質問してくるんだけど、その質問がけっこうマトを得ているんだよねえ。普段から、あんな感じで質問してるのかい」

とのことでした。考えてみれば、これの生徒を含めて、普段から毎回の授業でたっぷり話し合いをしています。自分の考えを述べたり、他の生徒の説明を聞いたり、私が提示した「○○について説明しなさい」という課題に取り組んで、一緒に説明を考えたりしているわけです。

 そういうことが積み重なって、上のように「マトを得た質問ができる」ようになったとすれば、本当に嬉しいのですが、残念ながらきちんとしたエビデンスがありません。また、こういう場合には、どのようにして客観的でしかも再現が可能な結果を残していけばいいのか、よくわかっていません。

 どなたか教えていただければ、ありがたいと思っている次第です。