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「課題を発見する力」をみにつけるには

 文部科学省から中央教育審議会に対する諮問「初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)」では、「自ら課題を発見する力」が重要であると述べられています。

 ところが、与えらた問題を解くことばかり訓練していると、このような力は身につきけません。問題に答えがあるのはあたりまえで、「答えのない問題」について考えたこともほとんどなく、「自ら課題を発見する」ということはやったことがない、という学生が教師になったとしたら、その教師は「自ら課題を発見する」ことは苦手でしょうし、生徒が「自ら課題を発見する力」を身につけるように支援するのは、とても困難でしょう。

 しかし、時代は、子どもたちがこのような「自ら課題を発見する力」を身につけるように求めています。そもそも、そういう能力を身につけていなければ、就職することすら難しくなるだろうと思います。目の前の生徒たちが就職できないのを、黙って見過ごすことはできません。したがって教師は、少なくとも自分自身が「自ら課題を発見する」能力を身につけなければならないだろうと思います。

 

 このような能力を教師が身につけるには、どうすればよいのでしょうか。