ひとりも見捨てないことを、あきらめない

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文字の式 第1回「数量を文字で表すこと」

教科書のページ:

p48~p50

生徒に伝える評価の尺度:

  • 文字で表すことのよさを文章で書きなさい。
  • 書いたものを、3人以上の人に説明しなさい。
  • 説明して納得してもらえたらサインをもらってください。
  • サインを3人からもらったら、黒板に丸を書きなさい。
  • 全員が丸になるように、お互いに助けあってください。

予想される生徒の反応:

数量を文字で表すことは、小学校6年生から少しずつ実施している。したがって、本時で扱う内容は、ほぼ既習事項である。
しかし、「なぜ、文字で表すと便利なのか」について、お互いの意見を交換することは、小学校では実施していない(と思われる)。そこで、生徒自身の言葉で、お互いの考えを伝え合う練習をおこなう。

なお、本時でもっとも大切なことは、生徒が「文字をつかうと便利だな」と実感することである。

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板書の補足:

「文字を使うと便利だなあ」ということを実感しよう

教科書:

未来へひろがる数学(啓林館)

学年:

中学校1年生

(以下、毎回記載します・・・)

文部科学省が積極的に推進しようとしてる「アクティブ・ラーニング」では、生徒が自分自身で意欲をもって学習に自主的に取り組み、お互いの意見交換を通じて、生徒が自分自身で学習内容を習得したり、解決方法を見出したりすることを重視しています。また、単に知識・理解だけでなく、「ものごとを最後までやりとげようとする。また、実際に最後までやりとげる」、「自分だけではなく、クラスの友人のことも考えながら、ともに学習をすすめようとする」、「他者を助けることを尊び、実際に協力しながら他者を助けていく」などを重視しています。

さらに、生徒が自分自身で自分の到達度を確認・評価し、自分自身の向上のために役立てていくことが求められます。このため、生徒に示す評価の尺度は、生徒自身が理解できるような言葉でなければなりません。

冒頭の学習内容において、もしもアクティブラーニングを実施するとしたら、どのような評価の尺度を与えるのがよいか、また、その際に予想される生徒の反応はどのようなものかについて、記載しています。「実際の授業」とは、授業の進め方などは異なる場合があります。また、「常にこのような形で授業をしている」わけではありませんので、御了承下さい。

文責:高瀬浩之