格安データ通信、その5
SIMカードを挿入して電源を入れても、それだけでは通信できません。下のように「圏外」と表示されてしまいます。ただし、わたしは、この表示を見たときに、とても嬉しく感じました。なぜなら、いままでは、「SIMカードを挿入してください」という表示だったからです。「圏外」と表示されたのは、SIMカードをきちんと認識しているという意味になります。というわけで、いよいよ設定開始です。
実は、インターネットには、まだ、つながっていませんが、スイッチを入れると自動的に無線LANは起動します。ただし、この無線LANは、ごく小規模なもので、同じ部屋の中ぐらいしか届きません(この表現は、あまり正確な表現ではありませんが、
ご容赦ください)。
無線LANが動いているので、普段使っているノートパソコンを接続することができます。接続したら、http://192.168.8.1/ というアドレスのホームページを開きます。
このアドレスは、通信機器そのものを表しています。そして、ホームページに表示されていること(すなわち通信機器の各種設定値)を、操作することができます。
まず、一番大事なのが、「プロファイル管理」で、この情報を正しく入力すると、いよいよインターネットに接続できるようになります。
今回は、上のようにプロファイルを設定しました。このことにより、通信機器は外部のインターネットとつながるようになり、メールを送受信したり、グーグルで検索したり、ヤフーのホームページを見たりできるようになりました。
次は、Wi-Fi エクステンダの設定です。
格安機器は、通信料金は格安ですが、それでも使っていれば料金が発生します。つい、うっかり、つなぎっぱしにしていたら、どんどんデータ通信してしまいます。一方、自宅にいるときには、もともと自宅の無線LANがありますから、外部に接続する必要はありません。
そこで、格安機器の設定を変更し、周囲に無料の無線LANがあるときには、お金のかからない無線LANに自動的に接続するようにします。こうしておけば、たとえば自分のスマホは格安機器につなぎっぱしでも、格安機器が自動的に無料の無線LANに接続してくれるので、料金が発生しません。
自宅には、Buffalo の無線LANが設置してあるので、こちらに自動的に接続するように設定しました。
最後に WLAN 基本設定の変更です。このうち特に、SSID を変更しておきます。
SSID というのは、ネットワークの名称です。スマホ等で自分の周囲の無線LANを探してみると、さまざまな名前のネットワークがあることがわかります。そのなかから、格安機器をみつけて、接続しなければなりません。
この格安機器の SSID は、もともとは HUAWEI で始まる名前をもっています。しかし、それだけだと、他に同じ機種を持った人がいると、どっちがどっちか分からなくなります。そこで、SSID に、私自身が覚えやすい名前をつけておきます。
SSID の一覧表は、アルファベット順に並んで表示されるので、なるべく先頭に近くなるように、名前の冒頭に「 000_ 」という数字をならべておきます。こうすると、たの SSID よりも先に表示されるようになるので、便利です。
以上で設定がおわり、正常に格安機器が使えるようになりました。
しかし、このあとに、重大な事件が待っていたのです。