ひとりも見捨てないことを、あきらめない

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国際大学GLOCOM で杉山さんの講演を聞いてきました。

 先日、国際大学GLOCOM に行ってきました。場所は、国際大学グローバル・コミュニケーション・センターで、六本木ヒルズのすぐ近くにあります。すごくカッコいい研修会場です。

 内容は、「デジタルシフト的学校組織開発 ~ミドルリーダーがアクティブになれば、学校は活性化する~」。実際に、学校の組織が活性化して、それぞれの先生方が御自分のよいところを発揮している様子を教えていただきました。また、先生方が協力しながら互いに良さを伸ばしていて、そのための基本的なツールとして Slack などのツールがとても役に立っているというお話でした。

 さて、標題にもなっている「組織開発」という言葉や考え方は、一度、日本にも導入されましたが、なかなかうまく定着しなかった経緯があります。最近、『ティール組織』(amazon) という書籍でふたたび脚光を浴びていると、私は感じています。

 もともと、「学校の先生」は、子どもであれ同僚であれ、まわりの人たちが成長することを嬉しいと感じる人達です。したがって、お互いの良さを伸ばすことには、基本的に賛成している筈です。しかし、教えることは得意でも、組織をマネジメントすることが得意とは限りません。このような場合に、「とにかく、こういうツールを使おうよ。便利だよ」というように、カタチから入っていくのも、ひとつの方法だろうと思います。

 この場合のポイントは、杉山さんが講演でおっしゃっていたように、「改善とか、改革とか、<改>の字がつくミッションを実行するときには、少人数のプロジェクト・チームを作り、(その分、多少、分掌は軽くしてあげて)、トライ・アンド・エラーをさせていく」ことが成功の秘訣だろうと思います。

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