ひとりも見捨てないことを、あきらめない

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コンピュータの使い方 10/10 木

 現状では「公立学校のコンピュータ」には、数々の制限があります。

 Google 検索ができない。Youtube が視聴できない。新しいソフトウエアやアプリをインストールできない。コンピュータと外部装置(USBやBluetoothを使用するもの等)を接続できないなどです。

 こうなってくると、数少ない選択肢が「それなりにちゃんと閲覧できる Web サイトを利用する」ということになるのですが、通信回線があまり太くないので、ひとクラス35人程度がアクセスすると、たちまち画面が凍結してしまいます。

 私は、「全員が一斉に同じことをする」ということを、あきらめた方がいいと思います。児童・生徒の活動に時間差が生じるように工夫すれば、みんながそれぞれ学習しつつ、しかし回線がふさがることもないだろうと思います。

 現状では、さまざまな制約があるのですから、やむを得ません。児童・生徒の学習をきちんと成立させるための方策として、「それぞれが個別最適化された学習過程を経て、学習課題に取り組む」というのが有効だと思います。

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