ひとりも見捨てないことを、あきらめない

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薬物乱用防止教室と、『学び合い』&アクティブ・ラーニング

先日、本校で市内の警察署の方をお招きして、薬物乱用防止教室を開催しました。

当日は、全校生徒が体育館に集合し、パワーポイントの資料を見ながら、およそ40分程度、真剣にお話をお聞きしました。

体育館での講義のあとは、各学級での「ふりかえり」の時間になります。あらかじめ生徒指導担当の先生からA4一枚のワークシートが配られていて、そこに各自が学んだことや感じたことなどを記入する時間がありました。

私は、このワークシートを活用し、生徒たちが薬物乱用防止に関する事柄をしっかり理解し、今後の行動にもぜひ役立ててほしいと考えましたので、生徒たちに次のように指示を出しました。

  1. このワークシートは、とても大切なものなので、全員が、自分の言葉でしっかりと書きなさい。スカスカのまま提出するのはダメです。
  2. 書いている途中で、うまく言葉が見つからなかったり、どのように書けばよいか迷ったりするかもしれないので、そういうときには、相談してもよい。
  3. 自分が早く書き終わったら、まだの人をぜひ助けてあげて下さい。
  4. 私(=担任)は、ここにいる皆さんが、ひとり残らず「絶対に薬物に手を出さない」ようになってほしいと願っています。ひとりも見捨てたくないのです。ですから皆さんも、クラスの仲間のことを、ひとりも見捨てないようにがんばって書いて下さい。

このように指示を出したところ、警察署の方の説明のうち、薬物に関する比較的難しい内容を互いに教え合ったり、文章表現についてアドバイスをしたり、「そういう言い方だと、話のスジが通らないと思う」などの鋭い意見を交換しながら、時間内に全員がワークシートを完成させていました。