ひとりも見捨てないことを、あきらめない

学校教育、社会教育、数学、技術家庭科、Youtube、EdTech、ICT、プログラミング、その他

インフルエンザ

インフルエンザが流行しています

全国的にインフルエンザが流行しています。残念なことに、我が校でもインフルエンザの患者が増え始めました。教室のなかに、空席が目立つようになりました。

 係生徒が不足したら、どうするか

欠席が増えると、さまざまな学級の係活動に支障が生じます。「あの係の人がいない」ということが、あちこちで生じます。ただ生徒たちは、普段から「ちょっとしたボランティア的な活動」を行っているので、足りない部分は、自分達でどんどん補ってしまいます。清掃分担でも、人数が足りなかったりすると、他の場所からすぐに支援が行きます。それぞれの清掃分担が少ない人数できちんと仕事をしてくれます。

担任が何も指示をしなくても、どんどん自分たちで仕事を分担してくれるので、とても助かります。

具体的に、どんな生徒が動くのか 

日直を務めていた女子生徒が体調が悪くて早退したときには、「帰りの会」の司会が不在になってしまいました。ある男子生徒が、「おーい、だれか、司会をやらないかあ?」と呼びかけると、別の男子生徒が、「んじゃあ、オレがやるよ」と臨時の司会を引き受けてくれました。呼びかけた生徒も、引き受けた生徒も、いわゆる「学級委員」ではなく普通の生徒だというところが、なかなか、大したものだと思いました。

 生徒たちにフィードバック

生徒たちには、ア) どんな仕事が必要なのかを考える。イ)どのくらいの人数が必要なのかを考える。ウ)実際に自主的に分担して仕事をやるとげる。という3つのことを、自分たちの力で実行しているのだから、学級全体として、とても成長している、と伝えました。

アクティブ・ラーニングとの関係

以上は、一見すると「学級活動における、ひとこま」のように見えますが、各自の力を上手に組み合わせて全体としての課題を解決していくという点では、とても「アクティブ・ラーニング的」だと思います。また、「こうすればよい」という正解は存在せず、自分たちで工夫していかなければなりません。教科におけるアクティブ・ラーニングと、このような学級活動はリンクしていると思われます。

参考になれば幸いです。

文責:高瀬浩之