中学生が大人になって就職するとき
現在の中学校1年生は、2020年度に高等学校を卒業します。
この2020年度という年は、大学入試が大きく変わる(予定の)年でもありますが、同時に、東京オリンピックが開催される年でもあります。
このことについて、東京都立晴海総合高等学校のキャリアカウンセラー、千葉吉裕さんが、次のような文章を書いておられます。
この文章では、現在の高校2年生が大学を卒業するときのことについて書いておられすが、同じ年に、現在の中学校1年生も高等学校を卒業して就職する時期を迎えます。
大学生と高校生では、境遇は異なると思いますが、就職に関して大きな波が来ることだけは確実だろうと思います。いままでと異なる就職事情に直面し、どのように就職活動を行えばよいのか、悩むことだろうと思います。まさに「答えのない課題」に答えを出していかなければなりません。
どんな事態になったとしても、
- さまざまな人と協力しながら、情報をあつめ、自分に適した答えを出す
- 自分自身の考えをきちんと述べて、自分の良さを伝えていく
- 自分も大切にし、まわりの人も大切にし、和やかな人間関係をつくる
などの能力は、オリンピックに関する活動においても、その後の就職活動や実際の仕事の場面でも、役立つであろうと思われます。
したがって、2016年の「今」から、アクティブ・ラーニングの授業や諸活動を通じて、これらの能力を育てていってほしいと願っています。