ラ・フォル・ジュルネ 2019
ラ・フォル・ジュルネは、1995年に、フランス西部の港町ナントで誕生したクラシックの音楽祭です。「ラ・フォル・ジュルネ」を直訳すると「熱狂の日」となります。
ゴールデンウイークの間に、東京駅の周辺で行われた、ラ・フォル・ジュルネ TOKYO 2019 を、少し見てきました。
ひとつめは、シューマンの「ピアノ五重奏曲 変ホ長調op.44」です。会場は、KITTE の1階。演奏は、吉武優(p)、白井麻友(vl)、松本裕香(vl)、土谷佳菜子(va)、福井綾(vc)の各氏。スタインウェイのピアノを吉武さんがしっかりと下から音を支え、弦の四名が楽しくうたっている様子が印象的でした。
もうひとつは、黒田 亜樹(p)さんと水谷川 優子(vc)のデュオ。お二人とも普段はヨーロッパで活躍しておられる実力者です。
曲目は、次のとおり。
- アストル=ピアソラ デカリシモ(p solo)
- ヴィラ=ロボス Divagation
- ヴィラ=ロボス 黒鳥の歌
- ヴィラ=ロボス カイピラの小さな汽車
- アストル=ピアソラ ル・グラン・タンゴ
このうち、ピアソラは知っている人は少なくないと思いますが、ヴィラ・ロボスはほとんど知られていないのではないかと思います。わたしも、初めて聞きました。
黒鳥の歌は、正確にいうと「黒い白鳥の歌」なのだそうです。クラシックのようなタンゴという不思議な曲でした。
また「小さな汽車」は、「チェロでこんなことができるんだ!」とホントウにびっくり。どちらも、この記事の下に、Yourtube のリンクを貼りましたので、ぜひお聞きください。