句読点のうちの読点「、」について (4/4)
句読点のうちの読点「、」について (4/4)
#文章を書くときに気をつけていること
読点のつけかたの4回目になりました。今回が、一番自信がありません。
ぜひ、専門家の皆様に御指導いただければ幸いです。
■読点のつけかた(7)
主語や述語、修飾語の位置が、普通の書き方と異なるような場合には、読点で読みやすくするようにしています。
例) 普通 彼はそのラケットを強く握りしめた。
例) 変更 そのラケットを、彼は強く握りしめた。
もし読点がないと、「そのラケットを彼は強く握りしめた」となり、読みにくくなります。
■読点のつけかた(8)
本当は、この(8)をもっと前にもってくるべきだったのかも知れませんが、いろいろと調べていたら最後になってしまいました。
接続助詞というものがあります。具体的には、「ば・から・ので・て・が・のに・けれど・ても・し」などです。これらの語は、「活用する語」のうしろにつくのだそうです。そして、この接続助詞のうしろに、読点をつけています。
例) 右に行け[ば]、出られる。
例) トレーニングした[から]、筋肉がついた。
例) フタが開けられる[ので]、中を見てください。
例) 鍵をしめ[て]、退勤しましょう。
例) 記録はのびた[が]、入賞できなかった。
例) 頑張った[のに]、残念な結果になった。
例) くやしい[けれど]、我慢しよう。
例) 何回やっ[ても]、同じです。
例) 苦しい[し]、辛いし、大変でした。
もちろんこれ以外にも、声を出して読むような場合に、リズムをとるために読点をつけることもあります。また、読んでいる人に正しく意味が伝わるようにするために、読点をつけることもあります。
どうしても、その人のクセもあるだろうと思います。こうやって書いていても、「自分には自分なりの文章の書き方があるのかなあ」と考えながら、文章を書いています。